11月23日(土)
湘フィルのジプシー生活はまだ続く。今週は、何と、みなとみらいホールのリハーサル室での練習である。2月に本番をやるホールのリハーサル室で、通常の練習をやるとは、何と豪華(贅沢?)な事!
ただ、先週の教会の聖堂と比べると、響きはデッドである。こんな時ほど、自分達の声の響きを集めないといけないな、と思いつつ練習に臨む。
今日はマエストロのご指導で、前半が「キャロルは流れる」、後半はシューベルト・ミサのKyrie そしてGloriaの練習。
「キャロル…」は、またしても「本当に楽しそうに歌う事!」と、先週服部先生からいただいたのと同じご注意をいただいてしまった…ヤレヤレ。
でもジングルベルの男声のアクションは、整理してくださったので、今年はスッキリ、鮮やかに決められる、と思う(毎年、数人、崩れている人が居るのは、
観ているお客さんとっては、面白いのだろうけど…)。
さてシューベルト、いつもながらの非常に精緻な、中味の濃いご指導であったが、今日、一番印象に残っているのは、「上手な演奏CDと一緒に歌っても、練習にはならない…」というお言葉である。 つまり、CDがキチンと歌ってくれるので自分もキチンと歌える、と錯覚してしまう。そうではなく、CDの前奏なり間奏を聴いて、そこから自分の出る(歌い出す)音を掴む、といった使い方をしなければならない、というもので、まさに(またもや?)「目から鱗」であった。
それにしても、シューベルトのこの曲、特にGloriaは(今日はソロも加えての練習だったが)、何と長大なことか! 良く考えてみると、まだ一度も、このミサ全曲を通しては歌っていない! もしかすると、「体力勝負」になるのかも知れない…はやく一回通して感じを掴んでおきたい(体力つけねば!)。
2週間後にクリスマスコンサートが終われば、次の週には合宿が有り、本番に向けてグングン調子を上げていかねばならない。
心して、臨もう。
by Sham
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