合唱っていいですね

11月8日は神奈川県立音楽堂の開館60周年記念演奏会が行われました。合唱連盟理事長のマエストロをはじめ、ピアニストの織田先生も、また音楽堂還暦祝祭合唱団として白井先生や湘南フィルメンバーも20数名が参加しました。ジュニアの合同、中高生の合同(女声、混声)そして一般合唱団の合同と、合唱デビューの5歳の年中さんから60年以上歌い続けている方まで、幅広い年代の合唱が聴けてとてもいい催しでした。全国レベルの小田原少年少女やマルベリークワイア、チェンバークワイアの演奏も素晴らしかったですが、ジュニアの心洗われるようなさわやかな歌声、中高生のひたむきな姿には本当に胸が熱くなりました。合唱っていいなぁとしみじみ思いました。
感動の余韻に浸りながら練習場に向かい、ドイツレクイエムに頭を切り替えます。2番から3番にかけての練習。最初のHに力が入ってしまい息が抜けてしまう、がばっと音がするくらいのブレス、私たちの様子を再現するマエストロの指摘は、つい笑ってしまいますが非常に的確。語頭や語尾の子音の扱い、フレーズをつなぐカンニングブレス、表情としてのブレスはとても大事な要素なので、笑われないように気をつけたいですね。
クリコンで歌う The Ground 。音は少なくそれほど難度の高くない曲ですが、心を温かくするような感動があります。歌い手はそれを聴きに来てくださった方に伝える責任がある。それはうれしい責任でもある。こんなマエストロの発言にぐっとくるものがありました。いつも根底に流れている使命感のようなもの、それはよろこばしいもの。こんなマエストロのもとで歌えるのはとてもしあわせなことですね。クリコン泣いてしまわないように気をつけなくちゃ。

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