今年もいい歌を

今年の初練習は冷たい風と雨。でもみんなそんなこと関係ないように出席率はよく、待望の見学の方も3名いらしてうれしい初日となりました。3番 Eja,Mater は、とりわけて演歌的抒情性が漂う曲。ゆっくりと深く息を吸い、振り子を引っ張ってから少し押し戻すようにして離すというイメージが、歌い出しの空気を変えました。静かな中にも熱く盛り上がる場面もあり、やはりあちこちで息の長さ、持続力、スタミナを求められます。お正月に御馳走を食べてもだらだらしていたので、筋トレが必要ですね。同じ音を維持するのが結構難しいと感じることが増えました。和音のイメージも大切で、明るい響きに移るとき、楽器と同じ音で入るとき、意識するだけでクリアな感じがずいぶん違います。ストレッチをするときに、体のどこを伸ばしているのか理解しているかいないかで、かっこだけ真似しているのと効果が違うのと似ている気がします。わかっていれば指令が出る。音が研ぎ澄まされていくにはそういう小さなことの積み重ねがきっと大事なのですね。いい曲だなと思って歌っている空気が声をよくしているので、今年もいい演奏ができそうな気がします。今年もよろしくお願いします。

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