練習前の発声の時間、はっとさせられたり、なるほど~と納得したり、三和子先生語録には名言がいくつもあります。例えば「声は美意識」。あなたの出す声は、どんな場面でどんな洋服を着るかというのと同じ。その場にそぐわない声を不用意に出していないか、ドッキリしますね。今回心に留まったのは「能動的なブレス」。息が動かないと人はその声を聴かない。息を動かすのは力だけではなく、その先にあるものを表現しようとするもろもろの思いや技が必要なのですね。「私は女優」というのもあります。人前で歌うという行為は実は尋常ではないこと。たとえ落ち込んでいたりしんどい時でも、歌えてうれしい!!という顔でいないと。無理やりそうやって歌っているうちに元気が出てきたりしますよね。歌いに来られてよかったと思うことはたびたびあります。
さて練習は24番。まさしく尋常でない場面で、エリヤを殺せ~!!と民衆が叫んでいます。ちょっとリズムがトリッキーなところがあって、何回やっても誰かがお手つき。(次から1回100円だそうです。)こんな場面でずっこけないようにするには、基本に帰ってゆっくりリズム読みが効果的かもしれませんね。音がわかっていても言葉が言えないと歌えないですし。どんな場面と心情のセリフか、よくかみしめて歌えたら、きっと空気が動く。
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