音と音の間

今週末はクリスマスコンサート。The Ground はこのところ毎回歌っているのですが、いつも出だしのハミングだけでなぜか胸が熱くなってしまいます。聴いていてもいい曲だと思うけれど、絶対歌っている方が沁みる曲だと思う。でも、このひとりよがりはイケナイのです。ちゃんと届けるために忘れてはいけないことがある。それが「音と音の間をどう歌うか」ということ。そこに表情がなければただの音のつながりで音楽にならない。マエストロが弦楽器の弓使いをして見せてくれるだけで、音の質感が変わってくる。つなぐ、支える、流れる、向かっていく。シンプルな構成の曲ほど「音と音の間」にあるものが大事になってくる。みんなでそのことを考えると、そこそこ安定してきた曲がさらに良くなる。これは私たちが一番のクリスマスプレゼントを受け取っていることなのかもしれないと思う。クリスマスには心にしみる素敵ないい曲をみんなで分かち合いたい。

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