背筋を伸ばして

昨日はたくさんの方が見学に来てくださいました。団の将来を見据えてということで、年齢制限やらオーディションやら少々ハ-ドルを設けさせていただいているのですが、熱心な方々が集まって下さって嬉しいかぎりです。私のお隣はドイツレクイエムは初めてという方だったのですが、インデックスがつけてあったり、ご自分のパートに色分けをされていたりと準備万端。いつか歌いたくてと音取りはもう済ませていらっしゃるとのこと。背筋が伸びる思いでした。
服部先生のレッスンも熱がこもっていて、6番のフーガの荘重な運びと切れ味の鋭さ、きしみ合う音から解決の和音への動きなど、いろいろな切り口が鮮やかにされていきました。アルトの”蛇使いの音”とか(84小節3拍め)納得のイメージで、お気に入りの音が増えました。みんなも力が入っているのか、スタカート部分でどのパートも前のめりになるので、奥様、落ち着きましょう。力強いだけでなく、上品で頭脳明晰な感じに歌うには、高級な肉を食わなくてはならないそうで、何やらこちらもハードルが高くなってきました。次回もお楽しみに。

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