こなれた子音を目指して

2023.11.5 ハイドン「四季」2番復習、6番音取

11月5日(日)保土谷公会堂 ハイドン「四季」2番 6番
ようやくマタイロス症状から抜けだせたでしょうか。うららかな春を迎える伸びやかなメロディーが始まり、練習場の空気が一変しました。3拍子のダンスのようでもあり、女声と男声の掛け合いがあったり、とても楽しい曲ですね。先週から語尾の子音の扱いが今までとちょっと変更になり、戸惑った方も多かったようです。日本語と違って、ドイツ語は子音のあることが言葉や音楽のリズム感につながっているので、それをどう捌くのかはとても大事な要素。この試みで言葉がよりわかりやすく、ドイツ語らしく聞こえるようになれば大きな収穫です。実際やってみるとなかなか難しいのではありますが、まだまだ始まったばかり。しばらく奮闘してみましょう。
練習場の後ろから眺めていて気が付いたのは、マタイ本番直前の時より、確実に首の角度が下向きになっていること。そりゃあ楽譜を一生懸命読んでいるので当然ですね。みんなで暗譜に取り組んだ前期、あの一体感を生み出したのは暗譜の努力が大きな力になったのは間違いありません。「四季」では狩りやら宴会やらより身近な情景が描かれているので、もっと実感のこもった歌が歌えるのではと期待しています。早くこなれた喋りになって顔が上がり、首の角度が上がってくるときっといい歌になっているのかなと思います。楽しみです!

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