6月10日(日)
このところ、合唱祭他のイベントで、先生方がお休みになられる事が多いけれど、今日は松村先生、斎藤先生がお休み。発声ご指導は先週に続き白井先生、歌唱のご指導は服部先生、ピアノは織田先生であった。
発声では、引き続きドイツ語の発音をご指導いただいたが、今日は新たに有声子音、z, 及びwについて教えていただいた。やはり難しいが、「母音と結びついた時に、母音の方を緩めるように」と仰ったのが興味深かった。
歌唱練習は、ブラームス「ネーニエ」の復習を主に、「くちびるに歌を」及び県連歌も浚った。
「ネーニエ」は、いつものように、非常に丁寧に細かく、曲の冒頭から最後までご指導いただいたが、今日、一番印象に残った、というか心に響いた(ピンと来た)のは、途中で服部先生が我々テノールに向かってフと(軽いお気持ちで、少しユーモアを交えられて)仰った「分をわきまえて!」というお言葉だった。
それは、「必要もない処で、歌い易いからと言ってガンガン歌ってはいけないよ。」という戒めなのだが、言われて「アッ!」と思ったのは、「確かにそうなっている(た?)な」ということだった。
「ネーニエ」は結構難しい、というか歌いにくいのだが、先週、最後の部分の音とりまで終わり、音と言葉が大体身体に入ったのだが、そうすると、ついつい歌うことに夢中になり、声を張ってしまうのである(これって、一種、テノール病?)。
「分をわきまえて」という戒めは、突き詰めれば「役割分担を意識・確認して」と言えるのではないかと思う。それはまさに合唱全体のなかでの自分(のパート)の位置づけを認識する(全体と個の関係を知る)ことに他ならず、各曲の練習が進んでいく今後、ますます重要になってくると思う次第である。
(というか、「気分で歌う、感情の赴くまま歌う」、というのは、そろそろ卒業しなければ…。)
皆さん、心して練習しましょうね!
by Sham
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