本番まで残すところあとわずか。13日の練習は、マエストロと服部先生が発熱とのことで、急遽白井先生にお願いしました。何があっても通すだけ・・・とはいいつつも、マエストロの意図を心得た白井先生だけあって、それぞれの場面をかみしめつつ練習ができました。斎藤先生からも、やろうとしていることがちゃんと感じられていい状態だけれど、時どき“おや?”というところがあるのが惜しいとのことで、ツボを得た指摘をしていただきました。
14日は特別練習を組んでありましたので、マエストロがいらっしゃれるのか、とても心配しました。不調を押して現れたマエストロ、いつものような声の張りがなく、耳をそばだてないと聞き取れないほど。せめて私たちがちゃんと歌えていれば少しはお元気になれるのかも・・うまく歌えなくてごめんなさい・・そんな空気が湧きつつあったのですが、休憩後、マイクを使用しながら練習を進めるうちにどんどん熱が入ってきました。細部も妥協しない音楽への情熱、エネルギーが迫ってきます。熱が熱を制したのでしょうか、途中で服用されたお薬の力というよりも、湧き出るアドレナリンが不調も痛みも忘れさせてしまったかのような、気迫あふれる練習でした。団員がもうへたばりそうになっているのに(リズムに乗り遅れるのは体力が足りないせいもあるなぁと実感しました)、予定より15分も延長。Verleih の前奏が始まったときは涙が出そうになりました。本番、泣きそう・・・。いい演奏をしたいですね。
マエストロ、早くお元気になりますように。
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