今年最後の練習日、マエストロを迎える前に全員で全曲のリズム読み大会をしました。どっぷりの基礎練習ですが、さりげなく物語のあらすじを挟んで進められ、手ごたえのある時間でした。オラトリオだし、セリフだし、音はもちろんだけれど、言葉はとても大事ですね。150人いるので、子音の入れ方ひとつでも、クリアに決まった時の表情や迫力はとても強く響きます。逆に、揃わなければお互いに消し合ってしまって、不鮮明になったりタイミングがずれたり。クリコンの時も、もっとピアニシモにしたいところがうまくいかなかったのは残念でした。たくさんいるから大丈夫なことは一つもないのですよね。みんなでちゃんと気を付けないと、たった一つの大事なこともできない。でも、みんなが少しづつできるようになると、その150倍になるのだからすごいことです。リズム読みをすると、どこが言えないか、噛んでしまうかがよくわかります。そこを何回か読むだけでも流れは淀みなくなるはず。年明けにみんながうまくなっていたら、うふふ、湘フィルの未来は明るいですね!!
練習後、ささやかな納会で前団長の労をねぎらって花束をお渡ししました。穏やかなお人柄、大きな器、ガツンと引っ張っていくタイプではないけれど、先生方からも団員からも信頼の厚い団長でした。これからも顧問として末永く見守っってくださいね。それではみなさま、よいお年をお迎えください。
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