ドイツレクイエムは暗譜

エリヤの余韻にまだ浸っていたい感覚もありますが、早くも練習はドイツレクイエムに突入しました。

のっけから「ドイツレクイエムは全曲暗譜です!」とマエストロが宣言。以前だったらパートソロだけ暗譜でも、団員の反応は、え~~(心の声:うそ~むり~)みたいな感じだったと思うが、今回はえ・・(心の声:ハードル高いけどやってみようかな)ちょっとニュアンスが変わったような気がしました。というのも、このエリヤで自分のものにして歌うことの感覚を覚えた人が増えたからではないかと思います。ホール練習でディスタンスを強いられると、楽譜にかじりついていると全然合わないので、覚えられなくても何とか指揮を見るすべを身に着けてきたのではと思います。誰も、今までのようじゃないと嫌だからやめると思わずに、なんとか歌いたいと舵を切り直してついてきた、湘フィルの心意気は素晴らしかったですね。そして本番で、マエストロの熱い指揮を見ていれば、ちゃんと歌えることに気づいた、だからあんなに遠くても一体感のある演奏ができたのだと思います。

次回も会場はミューザ川崎。来年はどんな状況になっているかわかりませんが、まだステージでひしめき合って歌うのは難しいでしょう。いや、もう肩をつけるようにして歌うのはしたくないというのが常識になるかもしれません。P席にずらりと並んだ団員が、みな顔を上げてしっかりと歌っていたら、なかなかかっこいいではありませんか。コロナは合唱の様子を一変させてしまいましたが、悪いことばかりでもないのですね。次の目標、演奏会の目標があるということも幸せなことです。またみんなでがんばりましょう。

コメント

  1. 合点承知! より:

    全曲暗譜!
    やります!
    できなくても、やります!
    できるようになります!
    ドイツレクイエムですから!

    さらにステップアップした演奏をしたいです。
    「譜面にそう書いてあるから」
    「先生がそうしろとおっしゃるから」
    ではなく
    「自分がそう表現したいから」
    という演奏を、暗譜することで実現できそうな気がします。
    やるぞー!!