イメージ区分法

Libera me 終盤。似ているような音形なのだけれど、全音や半音の幅が微妙に違って落とし穴にはまりやすい。一度入り損ねたりずっこけたりすると、しばらくお手上げで復活できなかったりする。そこで有効なのがイメージ区分法。歌い手のツボをよ~くご存知のマエストロなので、難しく考えてしまいがちな(ほんとはむずかしい)フレーズに、句読点を打って分解し、ほらむずかしくないでしょ、っていう短いグループに分けて刷り込みをする。この分け方が絶妙で、ときどきよく知ってるメロディーがばっちりはまって爆笑。Dum veneris judi えいこ~ら~、なんていう具合。(のだめにもあったなぁ、コンクールの曲を猛烈に暗譜している最中にお料理番組のテーマが刷り込まれ、本番でそこだけぷっちんと切れて別のところへいってしまった話)私もそうだけれど、耳でメロディーを覚えて歌っていくタイプの人が多いので、メロディのイメージを濃くするのと同時に、やっぱり全音や半音の幅をきっちりしっかり認識しておくのは大事ですね。

何が問題なのか、それはどうしてそうなるのか、どうしたらうまくいくか。てきぱきと進んでいく練習。ちょっとうまくなった気がしてしまう。一度やってできたことを、次も確実にできれば、ほんとにどんどんうまくなるのですけどね。他のパートがやってるのに言ってるそばから同じどじをふんだり、ま、いろいろあるのですけれど、マエストロにちゃんとついていけばちゃんとうまくなるようになっているので、練習を楽しみましょう。

 

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