5番のような早口の曲でも、はねすぎたりせずに、イントネーションや子音の語感をきちんと生かすことが求められます。自分たちの言葉じゃないということは言い訳できる要素ではなくて、もっと伝わるように割増して努力しないといけないポイントなのですね。やみくもに音を追うだけでなく、意味や場面を考えたり、せりふとして読んでみたり、ちょっと頭の中を整理する作業をしてみるといいかもしれません。日本語だって、文節イントネーションお構いなしの棒読みは、いかにも素人くさくて聞きづらいし意味が伝わりにくいですもんね。語尾を引っ張ったりみたいなことも耳障りだったりするのを、ドイツ語だからって気づかないでやっていたらやっぱり恥ずかしいし、こんな音色がふさわしいのかなということも、気づかないより気づいた方がいい。わかってるように歌うとうまく聞こえるんじゃないかなぁ。とはいえ、わかろうとおもっても、なんだか血なまぐさかったり残酷シーンもあったりするので、なかなか消化するのは難しいですが、たぶんこれから資料室長がわかりやすい解説などを出してくれると思うので期待しています。
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