大合唱にできること

ちょっと通せるようになったので、勢い込んで歌ってしまいました。先週、あとはニュアンスもしっかりと思ってはいたのですが・・・あの不必要に語尾を上げるワカモノことばのようになっていたのでしょうか、反省です。語尾処理その他、やるべきこと、というか大人なら身についているはずの身のこなしのようなものがまだまだなのは恥ずかしいですね。仕事だったら、同じ失敗を2回もしたら信用失います。ほんとに大事に歌いたい曲だったら、仕事の大事さとはまた違う愛情のかけ方があるような気がします。

今日東京都のコンクールを聞いてきました。その中の一つ、80人の男声合唱団が奏でるピアノの表情に感動しました。ずらりと並んだいきのいい80人の男性がみな気配り心配りの人なのです。細心の注意を払ってまわりの声を聴きバランスを聞き、一緒に動いていく風情がとても素敵で、耳がピーンとつながっているような感じでした。ピアノって、音量そのものというよりみんなでそうする表情なのですよね。男声ならではの厚みと深みのある、それでいてやわらかい響きが自在にコントロールされていて、すばらしかったです。

大人数の合唱にできることってほんとうはたくさんあるのではないかと思うのです。小回りがきかないとか、人数分の声がないとか、マイナスのことではなく、みんなでそうしようと思ってできることは、160人だったらもっと幅広く熱く奥深いもののはず。ひとりひとりがもう少しでも思うことを濃くしてみたら、もっといいものができると思います。聞いてよかったと思える演奏をわたしたちもしたい!と思いました。あと6回の練習、1回1回を大切に歌いたいです。

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