どう歌いたいの?…すべては楽譜に…

1月26日

今日からシューベルト・ミサ曲第5番の練習が始まった。まずは「キリエ」である。

始まって早々にマエストロからご質問が飛ぶ「皆は、此処を、このフレーズを、どう歌いたいの? 或いは、どう歌うべきだと思うの?」。 …「うっ!」と返事に詰まる我々…すると「(以前から何度も、何度も言っているけど)歌い方には大原則が有るよね、例えば、小節線を跨いだ同じ音は次に歌い込む、タイで結ばれていたら後ろの音が最も強いとか…、それは楽譜を見れば一目でわかる…すべては楽譜に書いてある…そういった原則を自分で見つけて、ああ、此処はこうだ、こういう風に歌わなければならない、と自分で納得してやらないとダメです。」とピシリと仰った。

まさに仰る通りで、これまでに実にたくさんのことを教えていただいている。それらを身につけ、実践していかなければ、進歩はないし、我々のレベルは上がっていかないだろう。

大好評のうちに終わった昨年の「聖パウロ」演奏会の後、今楽期(あるいは今後)のためのキーワードは、「(ゼロからでは無い)これまでの蓄積、一段上がったレベルからのスタート」、そして「自主性・主体性」ではないか、と思う。  昨年暮れの、或いは今年年初の練習でのマエストロのご指導からは、そういったものを要求されている、と強く感じている。

そういったことを意識しながら、毎回の練習を、充実したもの、充足感のあるものにしていきたい、と思う(有る意味、練習は真剣勝負?)。

皆さん、自分自身のために、頑張りましょう!

 

 

 

 

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