オケ合わせ

オーケストラとソリストのとの合わせ。ベートーヴェンのファンタジーから。ソリストが素敵ですね!軽やかでいてきびきびと力強く、とてもワクワクして楽しい。こんなふうに歌えばいいのかと(なんて簡単にできるわけないのだけれど)元気が出てしまいました。華のあるソリストが、アンサンブルもきっちり気持ちよく決めるというのは、案外ないことなのですけれど、あふれる知性のようなものをたくさんたくさん感じました。立ち位置がソリストの近くだったのでしあわせ~。聞き惚れてしまうのを抑えるのが大変でした。ピアノも素晴らしい!こんな優れたピアニストに日頃の練習をお付き合いいただいているのですよね。いつもと違う引き締まった表情に、漲るエネルギー
が沸点を迎えようとしているのが伝わってきます。こちらの気持ちも引き締まります。
オケの音を聞くと、この音の中で歌うために今日まで練習してきたんだと気持ちが高ぶります。音の立ち上がりがピアノのようにかっちりしていないので勝手が違い、輪郭がない、PPとFFの違いが判らないというご指摘もごもっとも、自覚は十分にありました。明日のもう一度のあわせでちゃんと修正しないといけませんね。いよいよシューベルトのフーガ、うまく合わせたいです。ブラームスも筋肉を目いっぱい使ってみっちり音をつなぎたい。反響板のない、がらんとした工事現場のような環境ですが、思ったより歌いにくい感じはありませんでした。あ、歌詞が出てこないとか、もう一回さらっておかないと怖かったところなどチェックして、一音一音をもっと大切に楽しみながら歌いたいと思います。

コメント

  1. たのじ より:

    今朝の新聞に、”総重量500キロの重厚な響き-オペラ歌手4人とピアニストの「太メン」ボーカル”と題して、望月哲也さん属するイル・デーブ(IL DEVU)の活動を、かなりの紙面をさいて紹介していました。
    超一流のソリストを迎えての演奏会を開くことができるのは身に余る幸せですが、明日の空模様が気になります。
    強風・大雪警報がなにとぞ外れてくれますように!