3月9日(日)
今日はマエストロはアンサンブル・コンテストで遅刻されるご予定(結果的には審査が長引き、おみえになれなかった)で、服部先生ご指導で、ドイツ・レクイエム 第Ⅳ楽章の後半と、第Ⅰ楽章の練習であった。
第Ⅳ楽章は全曲の中で最も短く、文字通り「とても愛らしい」曲で、コンクールや合唱祭等でも、よくとりあげられる。 ホント、何か「ホッ」とした感じで歌える曲である。
ただし、後半にある、小さなフーガは少し難しい。各パート、正確に音を取らねばならない(当たり前か!)。
しかし、服部先生もおっしゃったけど、第Ⅲ楽章の終わりのフーガに比べれば、はるかに易しい…そう、あのフーガときたら、音は取りにくいし、歌いにくいし…難所の一つである。
それはともかく、練習の方は、非常に丁寧に音を確認していった。この地道な作業の積み上げが、大切なのだ。
ところで、今日、服部先生が話されたことのなかで、一番印象深い、というか感銘を受けたのは、
「楽譜を改造しよう」というお言葉である。
要旨は、
『楽譜は誰のものでもない、自分のもの。自分が歌いやすいように、線をひき、色を付け、書き込みをし、
同じ音や旋律が一目で判るようにする等、一番歌いやすい、見やすいものにどんどん変えていこう。』
ということだが、まさに「然り!」であると思った。
ドイツ・レクイエムの練習を始めるに際して、マエストロは
「自分の音と、1度、8度、4度、5度の関係になっている音をチェック(気に)するように。」とおっしゃった。
それと合わせて、この曲(のみでなく今後の合唱)への取り組み方のヒント(横歌いではなく縦に歌う)が
示されたように思った。
本番まで約60週という今楽期、実りあるものにしたいものである。
皆さん、またご一緒に頑張りましょうね!
by Sham
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