絵に描いたような美しい鹿に

詩篇42「谷鹿」の1番、とても好きな曲で大事に歌っているつもりなのですが、開口一番マエストロの感想は、野垂れ死にしそうな鹿がよれよれしているよう・・というショッキングなもの。schreit と歌えば、鹿かよ~ みたいな感じに聞こえるそう。みなさんも大いに笑っているので、きっとそうなのでしょうね。録音を聞いてみるとなるほど然りで、電車の中で笑ってしまいました。いや、笑いごとでなく、暗かったり重たかったりスピード感がなかったりということで、出だしのアルトのフレーズは責任重大、とても大切なところです。汚名返上、名誉挽回、次はきれいに歌いたいですね。
前半は分奏で詩篇の7番をさらいました。前回の手取り足取り状態よりは多少ましでしたが、相変わらず音を探してさまよっている声も聞こえます。確かにとても難しいところなのですが、こちらも笑っている場合でなく、早く音は完ぺきにして音楽を創ることにエネルギーを使いたいですね。合わせてみても自分のパートのかじりつきなので、全体にわぁわぁしています。マエストロの指摘のように、今歌っている先の音符を読む、自分以外の3パートの声を聞く、そんなことができるようになると、もっと和声もきれいになり、流れも整ってさらさらするのでしょう。クリスマスコンサートでステージにのせるのですから、人さまにお聞かせできるものにしなくてはなりません。鹿がよれよれしていては台無し・・・せっせと練習しましょうね。

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