合唱祭が終わり、次はクリスマスコンサートです。クリコンの定番になりつつあるラターの「The Lord bless you and keep you」 私事ですが、これを歌うと、数年前にクリコンの翌朝天国に行った愛犬のことを思い出します。そうでなくてもいい曲ですが、穏やかで優しい旋律が心に沁みます。マエストロはこれを“腰が抜けるほど”キレイに歌いたいとおっしゃるので、やることはたくさんありました。跳躍の前をテヌートすること、伸ばす音の密度を上げること、母音をつないでフレーズを作ること、和音の色の変化を感じ取ること、全員でピアニシモを歌う集中力をつかうこと・・・いろいろな神経を使っていくと、どんどんいい感じになっていきます。軟口蓋を上げて共鳴がしやすいように息を回す感覚が気持ちよかったです。高い音の前に顔の筋肉を引っ張り上げる準備、マエストロの眉は、それがわかりやすく見えるように太くしているのだそうですよ。はい、実にわかりやすかったです!
これまた定番の「キャロルは流れる」は服部先生担当。ご子息が春の甲子園出場決定で、気合十分でした。毎年歌っているので、ただ楽しく声を出し合っているのではなく、声と気持ちが合う、こなれた感じにしていきたいですね。聴いてくださる方が温かい気持ちになれますように。
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