11月7日 ブラームス ドイツレクイェム 5番・4番 磯子公会堂
5番はソプラノソロと合わせる唯一の曲。どこか舟歌を思わせるたゆたうような美しいメロディにうっとりする……。はい、すみません、インテンポですよね。常に4−1のアウフタクトで四分音符の中に表情を、オケがどう動いているかを意識し、歌う前に表情を作る、裏拍で出るときに表情を、と今日は表情という言葉が多く出てきた。音もマスクの顔も細部の表情に気をつけよう。
本当にアウフタクトが美しい曲だ。4拍目で出たり、4拍目裏で出たり。裏で出る時、なるべくひっぱって、隣の人より早く出たら負け、と先生独特の言い方で表現された。惜しいけどあっさり終わる、という言葉も印象に残った。余韻の残る終わり方。ドイツレクイェム全体に言えると思う。ゆったりしたリズムで2パートずつの練習も多く、他のパートを十分味わうことができた。
発声のあと団長から、練習中にメモを取ること、自分のパート以外の練習の時には先生の方針なので声を出さないこと、他のパートへの指示もよく聞いて自分のパートにも関連することは書き込むように、と話があった。練習の記録のたっぷり詰まった自分だけの楽譜を作っていきたいものだ。3DM
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