あと練習はリハーサルを入れても4回しかないのですね。1回目は様子見・・をやっていると間に合いません。歌ったことのある人の方が、歌いだしてみれば思い出すだろうとあまり準備をしていないのかもしれません。私も胸に手を当てて反省しています。。。しっかり歌えるところまで準備して練習に臨みましょう(はいっ!)
今回歌う Busto はフランスに近いスペインの北側のバスクの作曲家。スペインでもなくフランスでもなく、バスク語を話すという、民族の血の濃い人々なのだそうだ。空港に持ち主不明の荷物があるとお客を非難させて爆破処理をするという、その現場にマエストロは居合わせたことがあるそうだ。なので、きれいだわ~とロマンチックに歌う曲ではなく、刺された脇腹から血と水が流れ出るという歌詞を、もっと緊張感ある響きや表情で歌わなくてはならない。宗教の違いや民族性などにおよそ緊張感のない生活をしている私たちは、せめて曲に込められたものを感じ取って歌っていかなくてはと思いました。自分の感覚に引き寄せてしまってはいけないのですね。クリスマスっていい曲が多いなぁなんて思っていますが、なぜかといえば、そういう心安らぐものを求めるからこそ生まれてくる音楽なのかもしれません。大事に歌いたいです。
コメント
事前に、あぁきれいな曲だな〜…とYouTubeを聴きながら一生懸命ラテン語の辞書で単語を調べたら、何やら生臭い言葉…ん〜??とネットで対訳を探してみたら…合ってる…けど曲の感じと違和感。あぁ私はやっぱり宗教曲は分からない、歌えない…とがっかりしつつ練習に出席。はぁぁ☆そういうことなんだぁ!先生のお話に得心しました。音楽の、人間の、奥深さって計り知れないわぁ…と薄っぺらく理解しながらも個人的には充実の練習日になりました。なおいっそうきれいに歌いたいなぁ…と。