小節を跨ぐ同じ音は…

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今日はマエストロご指導でブラームス「運命の歌」の練習。

 

非常に緻密に精緻に、細部まで詰めていかれる…言葉のイントネーション、ニュアンスからして、ここは、この音はどのように歌わなければならないか、どういう表情を示さなければいけないか、そのための歌い方は、声の出し方は、等々…まさに「音楽創り」をやっているという実感!(実は音取りの段階からそれは始まっているのだが…。) 何時ものことながら感服し、感銘を受けて練習に臨んだ。

先週、服部先生のご指導でみっちり復習させていただいたおかげで、歌い手側としては、

特に曲の前半は、かなり良い感じで、マエストロの棒、ご指導についていけたと思う(ダメを出されたのは一ヶ所だった)…後半は、まだ色々課題はあるが…。

 

 今日、マエストロが仰られた今日の課題(テーマ)は「小節を跨ぐ同じ音は、後の音を

高く」である。 小節を跨ぐ同じ音の扱いは、以前から言われており、そこに向かって歌い込む、重心をかける、息・エネルギーを流す、というのが大原則となっている。今日のテーマもそれと軌を一にするものであるが、言われて改めて楽譜を見ると、随所に該当箇所が有るではないか!…大原則は知っていても、自然にそのように歌えるまでには、身についていないんだなぁ、と改めて思った(反省した?)次第である。

 

 ともあれ、「運命の歌」の形は見えたと思う。十分に歌い込み、体に刷り込むことが、これからのポイントであろう。 

反復練習あるのみ、頑張ろう!

 

(余談ながら、この曲の前奏を聴くたびに、次期に歌う、これもブラームスの「ドイツ・レクイエム」の第二楽章を思いうかべる…作曲家が同じだと、音も似てくるのだなぁ…。)

 

 

by  Sham

 

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